座りがいい数字で考える提案書作成

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座りがいい数字、というのがある。

例えば、見積りは95万円で出すより、97.8万円のほうが本当っぽい感じがする。あくまで僕の主観だけど。
それにラッキーナンバーは、1とか3とか7はあっても、2とか4とか9って言う人は少ないと思う。座りがよくないのだ。
例えば、僕が提案書を作る時、自分にとって座りがいい数で構成要素を考えることが多い。具体的には、こんな感じだ。以下、ちょっと数え歌風にまとめてみた。

1.まず、一つの資料で言うメッセージは1つである。

ここが2とか3になってはいけない。自信がない資料はたまにメッセージが1.2とか1.3になる場合があるけど、そこはブレてはいけない。そんな時は1になるように再度、メッセージを研ぎ直す必要がある。
また、その1は聞き手にとっても明確な1に映っていなくてはいけない。相手がそれを2や3として受け止めたとしたら、そのメッセージは届いていない可能性が高い。

2.導入部の現状認識や課題認識は2つの要素で構成する。

物事の本質には二面性があり、そこには明確な矛盾が存在する。それを肯定するところから話を始めないと、現実感のない提案になる。陽と陰、ピンチとチャンス、本音と建前、そんな感じである。
ここで大切なのは、提案相手が置かれている現状に対する共感や理解である。言ってみれば、いろいろ大変ですよね、という思いやりである。
ここの部分で相手との距離感を縮めておかないと、次の提案内容が全然刺さらない。

3.具体的な打ち手は3つの要素で組み立てる。

よく賢そうな話し方をするテクニックで、「まず、大切なポイントは3つあります」と先に言ってしまって、1つめ2つめを即興で話しながら、同時に3つめを頭の中で必死で探すことがある、あれである。
3という要素は、椅子の脚が3で成り立つように、最小限で成り立ちながらも4本脚の椅子よりスマートに映る。
また、三次元という言葉があるように、打ち手全体の奥行きや立体感もそれで表現できる。だから、とりあえずここは3つの構成要素で考えることが多い。

4.打ち手に対する効果は4つの構成要素で表現する。

4という数字は、前述の椅子の脚理論でいうと4本脚なので、一番安定感(説得力)があるし、四正元という言葉があるように、一見、網羅性がある。MECE(漏れなくダブりない)な感じにも映る。
なので、上記で提案した打ち手に対する効果は4つの構成要素で説明するのがいい。2つの煮え切らない現状の課題に対して、3つの施策を打つことによって、4つの幸せが訪れる。そんなイメージである。

5.さらなる可能性や将来的な広がりは5つの構成要素で表現する。

資料的な使い方としては、3の打ち手が成功した後の二次展開や、最後の締めくくりの将来的な可能性は、5つの構成要素で表現するといい。
最近のスーパー戦隊モノのヒーローは平気で5人以上で戦隊を組むことが多いが、やはり基本は5なのである。
5つくらいの要素になると、聞き手は正直全て頭には入らないが、「いろいろ可能性があるんだなぁ」という印象を与えることができればここは成功である。そういう意味では6とか7でもいいのだが、効果はほとんど同じなので、ここはコスパを考えて5つの構成要素にすればいい。
ミドレンジャーはあんまり印象薄いけど、いろんな色の人がいたなぁ、という印象付けができていればミドレンジャーも報われるのである。それが5の魅力である。
以上が、僕がよく使う、自分にとって座りがいい数で構成要素を考えた提案書のパターンである。
それっぽく書いてみたけど、薄っすら楽しんで読んでいただければ幸いである。

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