この間、知り合いのウェブディレクターさんと一緒に昼ごはんを食べてた時、最近は、ワークライフバランスとは違った考え方で、ワークライフインテグレーションという概念が出てきている、という話を聞いた。
特にアメリカの西海岸のスタートアップで、そのようなワークスタイルが広まっているとのこと。
具体的には、会社には出社せずに自宅で好きな時間に自立的に働くというスタイルらしい。
そういう意味では、僕の今のライフスタイルは完全なワークライフインテグレーションである。
まだまだ小さな所帯なので土日も関係なく働かなければいけないという状況がベースにあるけれど、どこでも仕事ができるから、用事やアイデアを思いついた時にすぐにそれ(仕事)にとりかかってしまうのである。
だから自然にインテグレーションしている。
もちろんワークライフインテグレーションも向いている仕事と向いていない仕事があると思う。
下手にワークライフインテグレーションを強要したら、それは単なるブラック企業になる。当たり前だけど、あくまで自分でそれを選択するのが前提である。
世の中にはいろんな仕事があるし、その分、いろんな仕事との向き合い方がある。自分の体調やライフステージによっても、仕事の向き合い方は変わってくると思うし、人生ってそんなものだと思う。
今の僕はたまたまワークライフインテグレーションなスタイルでいるけど、この先どういうスタイルになるかはわからない。都度自分で考えていけばいいことだと思う。
なんでこんなことを書いているかというと、最近国や会社のほうから「ワークライフバランス」や「働き方改革」や「シャイニングマンデー?」みたいな言葉を出してくることに、どうも嘘くささを感じてしまう自分がいるからだ。
それらの言葉達にはなんだか「傀儡」感があって、直球で受け止めて「そうだよな、僕もライフワークバランスしなきゃ」とは全く思えないのである。
みんなを一辺倒な方向に誘導させていくことではなく、ちょっとハードなことかもしれないけど、いろんな仕事の向き合い方を一人一人が決められる環境を認めてあげるほうが大切なんじゃないかなと僕は思う。
なので、ディレクターバンクはそんな選択肢がある会社にしていきたいと思っているし、そんなディレクターバンクでもれなく一緒に仕事をしてもらえる仲間を募集している。最近、なんだかんだ書きながら自分の会社のアピールで文章を締めくくることが多い今日この頃なのである。