自分の好きな事を仕事にするにはどうすればいいか?
そんなアドバイスを求めらることがたまにある。
もちろん、以前の僕も会社勤めをしていたので、同じように、どうやったら自分の好きな事を仕事にできるのか、いろいろ試行錯誤していた時期があった。
好きな事を仕事にするにはどうすればいいか、今悩んでいる人の中には、そろそろ会社勤めを辞めて、独立して好きな事で稼ぎたい、と思っている人も多いと思う。
そんな人のために、僕が読んだ本の中で、僕自身が参考になったエッセンスを今回、紹介したいと思う。
結論から言うと、好きな事を仕事にするためには3つの要素が必要であり、「何をやるかより、どうやるか?」という視点が大切だという話である。
参考にさせていただいた本はこちら。 「そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか。」という、そのものスバリな本である。
7年前に出版された本なんだけど、当時、会社勤めをしていた僕にとっては、とても参考にさせていただいた。
では、自分の好きな事を仕事にするにはどうすればいいか、僕的に参考になったエッセンスを以下、紹介したいと思う。
好きな事を仕事にするために必要な3つの要素
バリュー
自分の好きなことを、誰かにとって「何か価値のあるもの」にできているもの。ある特定のスキルとか自分で作った商品の価値にあたる。
システム
バリューを提供した結果としての「お金のもらい方」のこと。稼ぎの土台(プロフィットモデル)にあたる。
クレジット
個人や企業の「信用」のこと。当たり前だけど、どんなにいいバリューとシステムを持っていたとしても、信用がないと取引は発生しない。
好きな事を仕事にするコツは「何をやるかより、どうやるかが大切」
好きな事を仕事にしようとする人は、まずバリューを上げていくことだけに一生懸命になりがちで、肝心の稼ぎの土台(システム)をどう作るのか、またどうやってクレジットを獲得していくのか、考えが詰まっていないケースが多い。
料理人の腕の良さと、そのお店が繁盛するかどうかは別問題である、という話である。
本書で著者も言っているが、好きな事を仕事にするコツは「何をやるかより、どうやるかが大切」である。
そして、「システム」と「クレジット」を考えていくポイントは、以下のようなところにあるんじゃないかと僕は思っている。
システム
ポイントは「増幅可能なプロフィットモデルを思考しておくこと」かな、と思う。
独立したばかりの時は、自分の工数をクライアントに切り売りする「業務委託契約」とか「コンサルティング契約」くらいのシステム(稼ぎの土台)しかないのかもしれないけど、これだと自分の稼働量以上には稼げない。
さらに、自分が病気になった時とかを考えるとかなり不安でもある。
一方で、「増幅可能なプロフィットモデル」とは、例えば
・Web上での有料コンテンツ販売モデル
・サブスクリプションモデル
・プラットフォーム型サービスビジネス
みたいなものを指す。
要は自分の稼働工数に依存しないビジネスモデルである。
当初は自分の工数を切り売りするビジネスから仕事が始まると思うけど、そこからどう増幅可能なプロフィットモデルにシフトしていけるかが、その後「辛くない働き方」にならずにすむかどうかの分岐点になると思う。
クレジット
ポイントは「ブランディング」だと思う。
独立するとサラリーマン時代に比べて、会社の看板がない分、クレジットはほぼゼロからスタートする。
そして、クレジットが貯まらない間は、既にクレジットのある個人や法人から下請けで仕事を受けて、当面稼いでいく人もいるかと思う。
ただ下請けのままだと、その取引先とのクレジットは貯まっていくのかもしれないけど、本来自分が近づきたいと思っている顧客に近づくことができず、クレジットを貯めづらい。
ブランディングとは、例えば、SNSやYouTubeやブログなどを通じて、自分や自分の作品をこまめに発信していく、みたいなところから毎日、地道に続けていくことがいいんじゃないかな、と思う。
そこから新しい出会いが発生して、新しいクレジットを獲得するきっかけになると思う。
まとめ:好きな事を「持続可能な」仕事にする。
「人生100年」時代、できるだけ好きな仕事をし続けることが、充実した人生にするための、目指すべきライフスタイルのひとつだと僕は考えている。アーリーリタイアとかしても多分暇で仕方がないと思うので、少なくとも僕はそのスタイルを目指している。
そのためには、できるだけ一緒に楽しめる仲間がいたほうがいい。 喜びを共有できるし、辛いことも支え合える。
あと、自分個人が提供するバリューの質が落ちていったとしても、システムとクレジットがあれば、なんとか続けられるかもしれない。
独立した初めは、自分のバリューを高めるだけで精一杯だと思うけど、好きな事を「持続可能な」仕事にしていくためには、システムとクレジットをどうしていくか、というのは仲間作りと同じくらい大切なポイントなんだと思う。
コメント
Comments are closed.