組織について考えているメモ・その1を書いたあと、たまたまこの記事を見つけた。
僕が経営しているディレクターバンクは、この中でいうと、かなり典型的なコミットメント型に入ると思った。
そんな「コミットメント型」の組織について、僕が共感したポイントを紹介したいと思う。
1.その組織(会社)に帰属する理由は「好きかどうか」
なぜ、その組織(会社)にいるのかという理由について、「仕事のやりがい」「金銭的待遇」「その会社やチームが好きだから」で分けた時、「その会社やチームが好きだから」がコミットメント型の特性らしい。
僕の仕事の価値基準も、何をするか、という仕事の中身ではなく、誰とするかを大切にしている。やっぱ嫌な人と仕事は一緒にしたくないからね。
2.新規メンバーの採用基準は「フィット感」
新規メンバーを採用する基準は「才能」や「スキル」でもなく「フィット感」を重視するのがコミットメント型の特性らしい。
僕自身も、サラリーマン時代から人材採用については、過去のスキルセットや、現状の能力よりか、「この人と一緒に仕事をするイメージが自分にとってピンとくるか?」という感覚を大切にしてきた。
ディレクターバンクで企業のWebマーケティングの課題に合わせて、フリーランスのディレクターをアサインする時も、この「一緒に仕事をする相手としてピンとくるか?」というのが重要な選択基準になっている。
3.組織の管理・運営のコンセプトは「ピア・文化」
組織の管理・運営のコンセプトは「自己規律」「制度化」「監視」「ピア・文化」でいうと、コミットメント型は「ピア・文化」らしい。
「ピア・文化」というのは、「言わなくても相手には分かってもらえている」という、相互信頼と性善説でなりたっているのだと思う。
そこには、深いレイヤーでの共通価値や共感軸が必要である。
予測不能でクロスボーダーな動きが加速するこれからのビジネスの世界においては、ピラミッド型の旧来のサラリーマン組織ではなく、「ティール組織」をはじめ、個人個人の自立した行動をアクセラレートしていく組織のあり方が求められていると思う。
そこで大切なのは、「性善説」であり、「相互信頼」のよりどころとなる「仲間としての価値観の共有」だと僕は思っている。
4.もし会社を辞めることがあるとしても、それは引退するとき。そんな会社をつくりたかった
コミットメント型の経営者のインサイトを例えると↑こんな感じになるらしい。
そう、僕もそんな感じのことを思っている。僕は仕事をすることを通じて人生を楽しんでいる。だから、早く仕事をやめて楽になりたい、という考えは持っていない。僕にとっての仕事は労働ではなく、人生を楽しむためのプロトコルなのだ。だから、あんまりガツガツ仕事をしない。のんびり長く仕事を楽しむんだ。
ディレクターバンクの組織を考える時、そんなコンセプトを大切にしながら組み立てていければと考えている。
最後に、「コミットメント型の組織は、ミッションや人事・組織・文化について十分に考えていて慎重なため、第1号社員を採用するのが、ほかの類型の創業者に比べてきわめて遅い」とのこと。確かにそうかもなぁ。。。
コメント
Comments are closed.