「選択と集中」は本当に正しい戦略か?

       
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いきなりだが、そう問われたら、どう答えるだろうか?
当たり前だと思いこんでいたセオリーに、「本当にそうか?」と改めて問われるとハッとすることがある。

デフレ時代の「選択と集中」戦略で、「筋肉質な」優良企業だといわれた大手飲食チェーンの業績がその後低迷し、強みだったマネジメント手法が現在では「ブラック」とすら酷評されるようになっている。
こうしたニュースを目にすると、戦略というものは、その時代毎の「空気」に合わせて都合のよいものが採用、消費されているような気がする。だとすれば、戦略には鮮度が重要で、しかも賞味期限があるのだろう。
2008年に日本総研の手塚さんという方が「選択と集中は本当に正しいのか?」というコラムを書かれている。
「選択と集中」戦略は、「当たりはずれが大きい」「長期的視野がない」点でリスクがあり、決して「自明の理」の戦略ではない、とのこと。
「選択と集中」というフレーズによる戦略のステレオタイプ化、思考停止こそが実はとても危険だと書かれている。
出だしの問いかけだが、上記のコラムによると、選択と集中が本当に正しいかどうかは「ケースバイケース」とのこと。
どんな真実もだいたいそんなところに落ち着くものだと僕も思う。
大切なことは、単純に割り切れることのできない現実に対して、いつも自分の頭で考え続けていくこと。
戦略なんて後付けで、万能な戦略なんてそもそもないのだ。
ふと考えたこと:「「選択と集中」は本当に正しい戦略か?」
参考)「選択と集中」は本当に正しいのか?
http://www.jri.co.jp/page.jsp?id=6937
 

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