いつも整理している僕たち

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僕のMacのデスクトップ画面にはいつもいろんなファイルやフォルダが散らばっている。
いくら整理してもいつの間にか散らばっている。
そんなMacと格闘している僕を見て奥さんが「何してるの?」と聞いてきたので「いろいろ整理してるんだよ」と僕は答えた。
すると奥さんは「いつも整理してない?」と聞く。

確かにそうかもしれない。
僕はMacに向かっている間、大概「整理」している。
特に新しいことを始めようと思った時、事前の「整理」に大方の時間を割いていることに気づく。
新しいOSやソフト、開発フレームワークはいつも「今までやってきた作業がこんなに簡単に素早く処理できる」と謳う一方、それに乗り換えるためには新しい環境整備が必要と唱える。
そう、確かにいつも「整理」をしているのだ。その先におとずれるであろういい事を信じて。
だから、ロボット化が進めば人の仕事もロボットが奪ってしまうという話もあるけど、僕はそうならないと思う。
大概の人は「仕事」をしているのではなく、「仕事をするための準備」に時間をかけているんじゃないかと思うからだ。
家の中を掃除をするルンバのために、事前に人が部屋中段差がないようにいつも「整理」しているように。
実行すればロボットのほうが確かに早くて正確なんだけど、いつもその上流工程をしているのは人間になっちゃうんだろうな、と。
イノベーションの果実を得たければ、まずは「整理」なのだ。
そんなことを考えながら、Macのデスクトップに散らばっているファイルの整理を今も続けている。
ふと考えたこと:「いつも整理している僕たち」

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