くよくよしないための5つの工程

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「いつまでも気にかけて、あれこれと思い悩むさま」を「くよくよする」と言うらしい。

僕もそうだけど、人はよく、くよくよする。人間だから当たり前である。

僕の場合、自分がくよくよした自分になると、すごい面倒くさいなぁと感じてしまう。

いつまでもそのことで頭の中がいっぱいになってしまって、他のことになかなか手を付けられないからだ。

なんとか、くよくよした時に、そこから抜け出す術はないだろうか?

思考法やメンタルマネジメントについて、勉強したりいくつか試したりしてみた。

その中で僕なりに効果があった考え方や手法について、5つの工程にまとめて、このメモに書いておこうと思う。

当たり前のことが多いかもしれないけど、今まさにくよくよしている人にとって、何らか抜け出すヒントにつながれば幸いである。

くよくよしないための5つの工程

1.過去の自分と今の自分の間に、まずは線を引く

くよくよしている矛先はだいたいが、過去の自分に対する自己嫌悪である。

「なんであんなことを言ってしまったのだろう?」

「なんであんな失敗をしてしまったのだろう?」

「なんであの人からそう思われてしまったのだろう?」

くよくよしている時のイメージはだいたいこんな感じである。それらのだいたいの矛先は、「そんな振る舞いをしてしまった過去の自分の行動」に向かう。

なので、僕的には、くよくよし始めた時は、まず最初に、過去の自分と今の自分の間に線を引く作業を頭の中で開始する。

具体的には、以下のようなことを自分に語りかえることである。

「過去は変えられないのだから後悔しても仕方がない。嫌いな自分は浅はかだった過去の自分であって、それに気づいた今の自分ではない」

2.未来の自分に対するアドバイスを探してみる。

過去の自分と今の自分の間に線が引けたら、できるだけ第三者視点で過去の自分のくよくよすることになった出来事を眺めて、今度は未来の自分に活かすアドバイスを抽出してみる。

アドバイスがまったく見つからなかった場合は、「そんな些細なことでくよくよしないように、同じことがあったら、ガン無視しよう」というアドバイスでも最悪いいと思う。

大切なことは、未来の自分に対してアドバイスするとしたら何だろう?という思考を持つことで、くよくよすることになった出来事に向き合う姿勢をポジティブなものに変えることにある。

3.紙に書き出す、人に話す

できれば両方やったほうがいい。どんなしくじりを自分がやらかしてしまったのか、その結果どんな気持ちになったのか、そこからどんな学びがあったのか、そんなことを紙に書くなり、人に話すことによって、より思考がクリアに整理されて、さらに新しい気づきを得ることができる。

モヤモヤがなくなり、スッキリする。

特に紙に書く場合は、じっくり時間をかけて文章にしていくのではなく、あまり考えずにブレストするような感じのなぐり書き程度の短文の箇条書きで十分である。

この動作は、PCでメモアプリに文字で打ち込むより、できれば、ペンで紙に書くほうがいいと思う。

このあたりのメモ書きメソッドについては、こちらの本がおすすめである。

この本では、頭に思い浮かんだことを1分でA4の紙1枚に4〜6行、文章を書くことによって、頭の中をクリアにして思考を整理させるメソッドが紹介されている。

確かにこの方法で頭の中のモヤモヤを吐き出す(ブレインダンプする)ことによって、かなりスッキリする。

4.頭を空っぽにする

以上、やることをやったら、最後に頭を空っぽにする。

パソコンで例えるなら、すでに必要なファイルは整理してクラウドにエクスポートしたので、デスクトップ上に置いているファイルやアイコンはすべて削除するような感じ。

頭を空っぽにする方法としては、僕の場合は、運動(ジョギングや水泳)をしたり、サウナに行ったりしている。趣味を持っていればそれに打ち込むってのもいいかもしれない。例えば、頭を空っぽにしてプラモデルを作ってみるとか、楽器を演奏してみるってのも、没入感が得られて頭を空っぽにできていいと思う。

5.新しい一歩目を踏み込んでみる

頭を空っぽにしてリセットできたら、未来に対するアドバイスを踏まえて、新しい一歩目を踏み込んでみる。

例えば、過去の自分が、誰かに対して言った言葉に後悔して、くよくよしていたのなら、もう一度その人に話しかけ直してみる。

その時に気付くかもしれない。自分がくよくよしているほど、そのことに関わっていた人たちはそれを気にかけてなかったことに。

例えば、失敗した過去の取り組みについて、もう一度挑戦してみる。

もう一回、同じ失敗をするかもしれないけど、その時、自分はどんな心持ちになっているのか、前回失敗した時の自分の気持と比較してみる。結構、前回よりうまく自分の気持ちを処理できている自分に気付くかもしれない。

そして、新しい一歩目を踏み込んだら、そんな一歩を進められた自分に、心の中で「ステージクリア」とつぶやいてみるのもいいかもしれない。

以上な感じである。

これらの工程を踏まえて、僕なりにくよくよしないためのポイントは、

  • 客観視するもう一人の自分を呼び出すこと(1人2役)
  • 話したり、書いたりして、自分の中にあるもやもやを吐き出すこと(ブレインダンプ)
  • ゲーム化してステージクリアする自分を楽しむこと(ゲーミフィケーション)

にあるような気がしている。

ということで、僕なりのくよくよしないための5つの工程の紹介でした。

何らかの参考になれば幸いである。

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