会社ごとに強みがある。
その強みは会社の組織体系で垣間見ることができるし、そもそもビジネスモデルにそれが表現されている。
極端に言うと、僕はタイトルに書いている4パターンのどれかに会社を当てはめて見ていることが多いような気がする。
・営業部隊や販売部隊がメインの「売る会社」
・開発部隊や商品企画部隊がメインの「作る会社」
・メディアビジネスや会員制ビジネスを運営している、もしくは中間代理店的な「届ける会社」
・それ以外の「安い会社」
もちろん、一つの会社に強みがひとつしかないというわけではない。
でも、大概、メインの強みがどれかに決まっていることが多いし、その会社の社長がどの畑の出身かでその志向は決まっているような気がする。
例えば、営業出身の社長の会社はだいたいの確率で「売る会社」なのだ。
そして、それぞれの会社には、メインの強み以外の役割を担う組織を一応は持っているけど、それらは相対的には弱みでもあるので、その領域に強いパートナーとアライアンスを組むケースが多い。
例えば「売る会社」にも「作る部署」があるけど、大概、作る能力が弱いと自社内で思われているので、そこを補完する「作る会社」との協業が必要になったりする。
一方で、そこそこの会社になると、メインの強みの部署と他の部署とをバランスさせながら、それぞれのパフォーマンスを引き出していく経営が大切になってくる。
よくあるのが、営業部(売る組織)と開発部(作る組織)のコンフリクトだ。
自分たちが本流じゃないと思った方の部署の現場がスネたりすることがよくある。(そして僕もよくスネた)
また、組織が肥大化すると、会社の中で自分たちは「作る部署」だと思っていても、実際は自分たちではモノを作らなくなり、「届ける部署」に変わってしまうことだってある。
以上があくまで個人的なフレームワークなんだけど、そこに僕が目指すチームを当てはめると、それは「作るチーム」になる。
僕が作ること出身だからだ。
そしてもれなく「売る会社」と「届ける会社」と「安い会社」のパートナーも絶賛募集中なのである。