Webマーケティングの戦略策定に限らず、会社の経営から個人の人生設計まで、すべての戦略設計において、一番の肝は、課題設定にあると思っている。
課題設定とは、いつまでに何を達成したいか?という目標のこと。
さらに言うと、その中で「いつまで」という、「締め切りを決める」ことに大きな意味があると思っている。
これが決まっていないと、そこから逆算して、どんな手を打つべきか、合理的なアプローチ仮説と現実的な活動計画を組み立てることができない。
7つの習慣的に言うと、第2の習慣の「終わりを思い描くことから始める」である。
一方で、僕達はいつも、締め切りを決めるということに躊躇しがちである。
その背景としては、「できればこのままの状態が続けばいい」という潜在的な願望が働いているところが大きいような気がする。
しかし、残念ながら、世の中には、ずっとそのまま、というものは基本ない。
今のビジネスも、今の働き方も、自分の寿命も、ずっとは続かない。諸行無常、栄枯盛衰である。
そう考えると、誰かに突然終わりを告げられる前に、まず自分で有終の美を飾る期日を決めて、そこに向けて何をすべきか考えて行動を起こしたほうがヘルシーである。
何をどのレベルまで達成すべきか、細かいところを決められない、という悩みもあるかもしれない。でも、そんなものは走りながら決めていけばいい。
大切なのは、ざっくりとした目標と締め切り。
課題設定ができれば、日々の仕事の中で本当に取り組むべきタスクが見えてくる。
日常の業務の中で発生してくるToDoに対して、何を優先的にタスク化すべきか、優先順位付けや取捨選択がしやすくなる。
そして、そこに向かっての取り組みの中で、稲盛和夫さんが言うところの、夢をカラーで見えるようになるまで本気で考え抜けば、その目標は現実のものになる、のかもしれない。
ちょっとマッチョな話になってしまいましたが、締め切りを決める勇気を持つ、というのは大切だよなぁ、という話でした。
自分を含め、多くの人間は、締め切りがないものに関しては基本、本気にならないですからね。
ということで、お互い、いい人生を歩んでいきましょう。
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