先週、2月20日(木)に、第三回目となる「Webマーケティング交流会」を開催した。
企業でWebマーケティングや新規事業立ち上げにたずさわっている方、フリーランスのWebマーケティングディレクターの方を中心としたビジネス交流会である。
今回も40名を超える方々に参加していただき、イベントは盛況だった。会場の雰囲気もいい感じで、参加されている方々も新しいつながりの機会を持つことができたように思う。
ということで、今回、三回目のWebマーケティング交流会を運営してみて、自分なりに気づいたこと、今後の運営の改善点などを、以下、公開してもOKなメモにまとめてみた。
今後、同様な交流会を開催しようと考えている方の参考になれば幸いである。
第三回Webマーケティング交流会の運営視点での気づき、今後の改善メモ
1.事前の集客編
お知り合いへの個別案内が、当たり前だけど一番確実
今回の集客チャネルは、主に以下でおこなった。
- お知り合いの方への個別メールやメッセンジャーでのお誘い
- 自社メルマガ、自社サイト、自社SNSなどのオウンドメディアでの告知
- peatixでの告知
- meta広告とX広告
- 郵送はがきでの一部既存顧客へのご案内
この中で一番反応がいいのは、お知り合いへの個別案内。次にオウンドメディア、peatixの順である。広告と郵送はがきは今イチ反応が見えなかった。
当たり前だけど、僕達と面識ある方、そしてイベントにそもそも興味がある人への告知の反応がいい。
ディレクターバンクのメンバーが日頃からマメにコミュニケーションをとらせていただいていたり、お仕事をご一緒させていただいたりする方は、交流会のご案内にも前向きに検討していただける。
日頃の僕達のコミュニケーションのあり方や、個人SNSやブログとか普段から情報発信を積み重ねていくことって、本当に大切だよなぁ、と改めて感じた。
そして一方、広告やはがきが無駄だったかといえば、そうでもないかな、とも思っている。
それらの媒体を通じて、今回、ディレクターバンクの存在を知ったり、思い出してくれれば意味があると思っている。(交流会に来てもらえなくても、交流会をネタに接触するきっかけが作れるだけでOKなのである)
新規の方は結構駆け込みで来る
前回もそうだっただけど、はじめましての方は前日とか当日の申込みが意外と多い。
これは集客チャネルでいうと、peatixとかオーガニック検索経由での申込みに多い。
前回だとイベント開始1時間前くらいに申し込まれた方もいた。
なので、交流会の参加受付は基本、交流会がはじまるギリギリまで受けつけたほうがいい。
他の交流会での声がけは反応がいい
今回の交流会集客の新施策として、ターゲットが集まりそうな他の交流会に参加して、何気に誘ってみる作戦を実施した。
結果、とても反応がよく、実際何名かの方はそれをきっかけてお越しいただけた。
今後もこの施策を無理ない程度にやっていこう。
ちなみに、久しぶりに外の交流会に出てみて感じた気づきについては、こちらの記事にまとめてみた。
顔見知り半分、はじめまして半分くらいがちょうどいいかも
今回の交流会の参加者の割合的には、顔見知り半分、はじめまして半分くらいの比率だった。違う視点で見ると、4割が自社のマーケティング関係者、6割がクライアントのマーケティング支援をしている方。結果的には、あまりガツガツした交流会にも、仲間内の交流会にもならず、ほどよくいい雰囲気の交流会になったかかもしれない。
このあたりの割合で結構、交流会の雰囲気って代わってくるような気がする。
2.当日の運営編
参加者チェックシートは紙でなくてiPad×スプシ
今回、受付業務の参加者チェック表は印刷した紙も用意したけど、結局、スプレッドシートをiPadで見ながらチェックを入れていくほうが使いやすかった。あと、名前のふりがな表示をメインにあいうえお順でソートしていたので、効率的に確認ができた。これ、地味だけど重要。今後、さらにスプレッドシートの改善を進めていこう。
それと今回、受付の手前で「名刺と参加費のご用意をお願いします」張り紙を貼っておいたので、受付で毎回お客様が慌てずにスムーズに手続きができた。(地味だけどグッドポイント)
paypay決済も導入してもいいのかなぁ。
今回当日現金での決済のみだったが、もしかしてpaypayとかの当日支払い対応も考えてもいいかもしれない。(今後の検討ポイント)
後日、paypay決済加盟店の申込みをしてみようと思ったのだが、申込み情報に、店舗の外見写真と中の写真を添付しないといけないらしいので、このような場合はどうすべきか?(店舗がないんだけど)、これからAIに相談しながら進めていこうと思う。
PRタイムは良かった
今回、はじめて実施した企画で、希望者に2分程度参加者の前で自社アピールできるPRタイム企画を実施してみた。結果、とても好評だった。今回テスト的に6社参加していただいたが、次回はもっと枠数をひろげてみよう。
結果、締めのビンゴ大会のスタートが遅れてしまったけど、もしかして、次回はビンゴ大会はいらないかもしれない。(それはそれで盛り上がるんだけど)
参加者一覧資料と、適切なお客様への声がけは、やはりあったほうがいい。
当日は、自己PR文が掲載された参加者一覧リストを紙でお渡ししたり、会場でポツンとしている方に、ディレバンスタッフが「どなたかお繋ぎしましょうか?」とお声がけさせていただいたりした。こういった取り組みは地味だけど、大切なような気がするので、引き続きやっていこう。
ただ、できれば、今後、参加者一覧の紙の資料はペーパーレス(WEB)にしたいので、どういうUXだと使いやすいか、色々思案してみる。

3.運営後の成果編
既存のパートナー、顧客との親睦がはかれた
オンライン会議でしか挨拶できていなかったパートナーやお客様と、この交流会でやっとリアルでご挨拶をすることができた。やはりリアルで会うと心象が変わる。(交流会なので、皆さんとてもリラックスしていただけるので、お互い心象がよくなる)
ここが一番僕達にとって、大きい成果になっていると思う。
僕達の新しいパートナーのネットワークが広がった
今回の交流会では、はじめましての人が約半分いたので、そういった方と知り合えることも、僕達ディレクターバンクにとっての大きな成果になった。世の中、いろんな人がいて楽しいなぁ。
ディレクターバンクの認知が取れた
今回参加していただいた方だけでなく、参加いただけなかった方に対しても、このイベントのご案内を通じて、「ディレクターバンクって、マメにリアルイベントやってるなぁ」的な印象を持ってもらえたと思う。それでなんとなく僕達のことを覚えてもらえれば、今後何かいいことが起こる、ハズ!
リアルイベントの集客、運営の経験が積めた
最後に中長期的な視点だが、これらのトライアンドエラーを通じて得たリアルイベントの集客、運営の経験値は、今後、僕達のビジネスにおいてジワジワと効いてくる緩効性肥料みたいな資産になるのだと考えている。かっこよく言えば、ストーリーとしての競争戦略における、部分的非合理作戦である。
これからのマーケティングで大切だと思うのは、あらゆる顧客接点の「オウンドメディア化」だと思う。
そういった意味でリアルイベントのオウンドメディア化(自社運営イベント化)は、出展型のリアルイベントでは得られないビジネスメリットがあると思う。(まぁ、使い分けだと思いますが)
以上が僕のマーケティング交流会の運営視点での気づき、今後の改善メモである。
次の開催は6月の予定。今回、参加していただいたみなさま、改めてありがとうございました!
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