「何を売るか」より、「なぜ売るのか」から考える。

「何を売るか」よりも、「なぜ売るのか」をきちんと言語化することが、自社のコンテンツマーケティングを改善する第一歩になることがある。

「売上が伸びない会社に共通するのは、顧客に語るストーリーがない」

あるブログで書かれていたこの指摘を読んで、確かにそうだなと思った。

その記事の中では、技術力も商品力も十分なのに、営業の動きが鈍かった会社の事例が紹介されていた。

「なぜこの事業をやるのか」を掘り下げていった結果、「中小企業のデジタル弱者を救いたい」という想いが言葉になり、この言語化を境に、現場の営業の意識が変わり、行動が変わっていったという。

顧客に語るストーリーとは、上手に商品やサービスの有効性をプレゼンテーションすることではない。

そもそも、なぜ自分たちはこの事業に取り組んでいるのか?

自分たちは、どんな立ち位置で、何を大切にして仕事をしているのか?

そういった自分たちの「軸」を、まず一人称で語れているかどうか、なんだと思う。

こちらの記事にも書いたけれど、世の中を見渡すと、他社との違いや差別化についての説明で頭がいっぱいで、そもそも顧客に語る「自分たちの軸」を、きちんと持っていない(きちんと説明しきれていない)会社が、意外と多いように感じている。

自社の商品やサービスの有用性を語る前に、まず、自分たちは何者なのかを語る。

そこで共感や興味を持ってもらえて、はじめて、商品やサービスの話に耳を傾けてもらえる。

そんな順番を、丁寧に踏んでいきながら、一人ひとりの顧客と信頼関係をつくっていくことが、当たり前だけど大切だと思う。

その上で、マーケティングのゴールというのは、「今すぐ商談化するリードを獲得すること」ではなく、「困ったときに、自分たちのことを思い出してもらえるかどうか」が本質になるのだと思う。

顧客ごとに、そのソリューションを必要とするタイミングは違う。

こちらから一斉にソリューションの情報を発信しても、そのベストなタイミングで反応してくれる人は、そう多くない。

大切なのは、自分たちを知ってもらったあと、本当に必要になったときに、果たして思い出してもらえるかどうか、である。

そのときの記憶の引き金になるのは、「話の中身」よりも、そのときに相手から受けた「印象」であることが多い。

「人は見た目が9割」じゃないけど、相手がどんな話をしていたかは忘れていても、

「こちらの質問に、的を得た答えをしてくれた人だったな」とか、
「あんまりこっちのことを考えずに一方的に話す人だったな」とか、

そんな印象だけが、記憶として残っていることが多い。

そんな記憶の中で、

ディレクターバンクなら、こちらの事情を察してくれた上で、柔軟な提案をしれくれるかも、

と、思い出してもらった上で、実際に問い合わせをもらうこともよくある。

「何を売るか」よりも、「なぜ売るのか」。

まず、自分たちの軸を丁寧に話すこと。

その上で、困った時に思い出してもらえる存在になれるかどうか。

顧客課題に役立つコンテンツや、独自性のある専門コンテンツのネタを考える前に、まず自分たちがどう見られているか。

そこから振り返ってみることも大切だよなぁ、と最近よく思う。

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